犬ターネット

3月最終日。娘を保育園に送って行った。いつもだったらホールに園児が4,5人、先生も5,6人いるんだけど、今日は園児が1人、先生も2人しかいなかった。

保育園に娘を預けると必ずすることがある。娘を抱っこして「船が出発しまーす」といいながらホールの中を1周するのだ。船から落ちるとワニに食べられちゃうという設定付き。抱っこの力を緩めてズルッと落とそうとすると「キャー！ワニさんにたべられちゃうよ！！」としがみついてくる。ここ1年、ほぼ毎日やっていた。

今日も「船が出発しまーす」をやった。でも今日は力をゆるめずしっかりと抱っこしてホールの中を2周した。掲示物が綺麗に剥がされ裸になった壁と、すっからかんになったロッカーを眺めながら、ホールの中をゆっくり歩いた。

娘が抱っこされながら「今日はワニさんいないね」と聞いてきたから、ワニさんも今日で卒園だ、とこたえながら、この遊びも今日で最後かーと思ったら泣けてきた。

娘をおろしてから、先生2人に（ちょっと涙目のまま）今まで大変お世話になりました、ありがとうございました、と伝えた。先生たちは「こちらこそ～」とあっさり返してきて、なんか温度差感じるな～と思ったけど向こうは仕事だしまあそういうもんだよな。

娘は保育園に育てられたといっても過言ではない。保育園と保育士の方々には本当に頭があがらない。5年間本当にお世話になりました。ありがとう。

しかしまあなんだ、ここのところ毎日泣いている。俺はもうダメだ。

娘の小学校備品に名前を書きまくっていたんだけど、短くて誰でも読めて書ける名前でよかったなあとしみじみ思った。

あとバンド名。ありふれた名前にしなくてよかった。検索一発で出てくるし。

名前は大事だ。

娘を自転車の補助シートに乗っけて保育園に送り届けるのもあと数日で終わり。

今朝、自転車に娘を乗っけて保育園に向かう途中、5年間毎朝がんばったなー、雨風吹いたときは結構大変だったなー、まだ小さかった頃は冬場はフリースでグルグル巻きにして送ったっけなー、今はもう1人でひょいってシートに乗れるようになったなー、なんて思い出していたら感慨深くなってしまってちょっと泣けてしまった。

朝から何泣いてるんだ俺は、と思った。

結婚して12年経った。

結婚した理由を思い出してみると、お互い社会人になり離れた場所で新生活を始めた結果、会いに行くのがかったるくなったとかそんな感じだったはず。もう一緒に住んじゃう？同棲も結婚も同じでしょ？みたいな。

結婚式を挙げるのはいろいろ大変だったけれど、今思えばあのタイミングで結婚しといてよかった気がする。あのタイミングを逃していたら仕事が忙しくなってダラダラしてこの年齢になっていたかもしれないし、途中で別れていたかもしれない。俺は物理的な距離と精神的な距離は比例すると思っている。会えない距離が恋を育てるというのはあまり信じていない。

結婚したといっても最初の5,6年はダラダラした生活を送っていた。夕飯は近所の居酒屋ばかりだったし毎週のように遠出していた。貯金も将来も考えないその日暮らしの生活。子どもは別にいらないよね、2人でこのまま遊んで暮らして老後を迎えるのも悪くないよね、って話をよくしていた。

でもお互い年齢を重ね、仕事が安定してきて、やっぱり心変わりはするよな。娘が生まれた。それは本当にかけがえのない体験だった。

娘が生まれてから生活は一変した。外食も遠出もしなくなり生活のすべてが娘中心に変わった。自分の時間もお金も完全になくなった。でも、妻と娘との三人暮らしは毎日がドラマティックでとても大変でとても楽しいものだ。

今は娘も大きくなり以前ほど手がかからなくなったこともあって、俺は10年ぶりに音楽活動を再開したし、妻も趣味にだいぶ時間を割けるようになった。娘は相変わらず甘えっこなんだけど、それでもちゃんと育って4月からはいよいよ小学生だ。

最初はおままごとみたいだった結婚生活も今ではすっかりそれっぽくなってきたし、俺も妻も歳相応の見た目や考え方が身についたはずだ。はたしてそれを成長と呼ぶのか老けたと呼ぶのかはわからないけれど、12年の年月は確実に俺たちを育ててくれた。これまでもいろいろあったしこれからもいろいろあるだろうけど、ずっと一緒に過ごしていきたいな。

アコギを弾かなきゃいけなくなったため近所の楽器屋でカポを買った。

カポ楽しい。開放弦の響きが違うだけですごく創作意欲を刺激される。

今度のライブで使いたいなカポ。

いつもの俺だったらアイホンで写真や動画を撮りまくるんだけど、今日はアイホンをほぼ封印、卒園式の様子を自分の目と耳にしっかりと焼きつけた。

卒園したからといってもう保育園に行かないわけじゃなく、3月31日までは面倒をみてもらえる。保育園には本当に頭が上がらない…

通園する日はあと10日もないけれど、最後までみんなと楽しく遊んでたくさんの想い出を作ってもらいたい。卒園おめでとう！

ケンカなんかしたくない、みんなで仲良くしたい、俺は今までそうやって生きてきて、そこが強さでもあり弱さでもある。今更その性格を曲げろだなんて到底無理な話。

お互い殴り合って疲れ果てて川辺にゴロンで笑いながらこれぞ男の友情だ！なんていう昭和みたいなことは絶対にない。ケンカはただただ疲弊するだけ。

ということを考える出来事があった。

ケンカってやだな。

妻の帰りが遅くなったため俺と娘で夕飯の準備をしたんだけど、料理の味付けに失敗してしまい結構凹んでいたところ、「パパのごはんおいしかったよ、大丈夫だよ」と娘に慰められて泣いてしまった。そしたら娘も泣いてしまった。

はぁ～

なぜ mugbum の録音を ツバメスタジオの君島さん にお願いしたのかっていう話。

現在のロックやポップスって、音量の大小問わず同じように聴こえるようにコンプレッサーやリミッターを効かせて全体を均す音作りをしているケースが多い。J-POPなんか特に顕著。GLAY とか KANA-BOON とか Perfume とか EXILE とか。ラジオだろうがイトーヨーカドーだろうかアイホンだろうが、大体同じ感じで聴こえる。音圧があればインパクトがあって良い印象を受けるし、それが悪いというわけじゃないんだけど。

んで、君島さんの場合。多分コンプレッサーやリミッターはほとんど使ってない気がする。君島さんは音量バランスや定位を自分の耳を使って細かくかつ違和感のないように調整し全体のバランスをとる作業をしている（気がする）。少なくとも、これまで君島さんの手がけた作品（Z, extruders, ruminus orange, Convex Level, skillkills, REDSHEER, BOMBORI, mugbumも）を聴くとそのように感じる。

現在のロックやポップスに慣れた耳には、君島作品は最初はスカスカに感じるかもしれない。でも、音量を徐々にあげていくと、聴こえなかった音がどんどん聴こえてきて、かといって耳にうるさいわけではなく、現在のロックやポップスよりもダイナミクスが数倍も感じられると思う。まるでクラッシックのようだよな。

定額配信が主流になってきて、音楽もほとんどが無料で使い捨ての時代。そんな中で、聴くたびに細かい発見があるような音を君島さんは提供してくれる。エンジニアとしてすごく信頼している。もちろん人柄も。たまに怖いけど

--- 追記 ---

@mgng ていうか普通にコンプもリミッターも使ってるよ

— 君島結 (@yuikmjm) 2016年3月15日

だそうです。でもあの独特の音質？空気感？一聴してそれとわかる雰囲気はすごいなといつも思う。

娘のうんちにいろいろ名前を付けている。

固くてコロコロしているのは「うさぎうんち」、長くて大きいのは「きょうりゅううんち」、程よい大きさのは「さつまいもうんち」、お尻を拭いたときにあまり汚れがつかないものは「うつくしうんち」など。

そんだけ。

3月4日に前歯が片方ぬけて、もう一本がグラグラしてたんだけど、ついに両方抜けた。タコを食べてたら抜けた。

歯抜けになってちょっとまぬけだけど本人は嬉しそう。はやく生えてくるといいな。

このまえ mugbum で CD を作ったばっかりだけど、Apple Music 等でデジタル配信もされ始めた。

https://itun.es/jp/AnjRab

http://www.amazon.co.jp/mugbum/dp/B01BVML5EU/

https://monstar.fm/album/17060/

デジタル配信される側になって思ったのは、音楽だけでメシくうのって大変だわなということ。デジタル定額配信って 1再生 0.02円くらいが相場で、100万再生されてようやく20,000円 になるくらい。→ (追記 2017-08-08：今は1再生1円くらいになっている)

そんな中、なんでデジタル配信に手を出したかというと、音楽で食べていく気がないから。そもそも趣味で音楽やっているだけだし、つっても相当にお金と時間をかけている趣味ではあるんだけど、いざってときに音楽をすっぱり捨てても生活できるくらいの余裕がないと、サラリーマンはいろいろ苦しい。

もう一個の理由は、いろんな人に自分の音楽を知ってもらえるから。デジタル定額配信は確実に音楽の値段的な価値を下げたんだけど、ジャンルの垣根も一緒に下げてくれた。普段エグザイルしか聴かない人でも mugbum を聴いてもらえる可能性があるんだよな。

つうことでグダグダ書いててまとまらなくなってきたから、とりあえずきいてね！よろしく！！

昨日、右の前歯が抜けた。左の前歯もかなりグラグラしてるから明日には抜けそうだ。

俺が小さい頃は抜けそうな歯に紐をくくりつけてクイクイ引っ張っていた気がするんだけど痛くて血が出るから嫌だったな。