2024-11-22 guitar
ギターを手にしてから30年以上。いろいろな機材を経て、最近は以下に落ち着いた。
Electrical Guitar Company : TT2
見た目は好きだけど音は好きではない。フロントピックアップは低音が強くてこもるし、リアピックアップは中高域が出すぎてバランスが悪い。曲中でピックアップを切り替えるたびに「うーん」と首をかしげている。
One Control : Distro Shiny Silver (パワーサプライ)
One Control : Minimal Series Tuner TUNE POWERED BY KORG (チューナー)
Fender : FULL MOON DISTORTION (ディストーション)
electro-harmonix : GREEN RUSSIAN BIG MUFF Pi (ファズ)
MXR : Carbon Copy Analog Deley (ディレイ)
ディレイ以外は入れ替えが多い。ディストーションはかゆいところに手が届くので重宝しているけれどクセがなく面白みはない。ファズはうるさい音を出すために使っているだけで特に思い入れはない。エフェクターを踏むたびに「うーん」と妥協している。
One Control : BJF-S100 (ギターアンプヘッド)
ライブハウスやスタジオのギターアンプの個体差やセッティングに悩まないよう、面倒だけどアンプヘッドを持ち込んでいる。このアンプヘッドのいいところはリュックで持ち運べるところ。それ以外に特筆すべきところはない。とんがった音を作れるわけでもないし。ただ、どの現場に行っても60~70%の音を出せるくらいには安定したから「うーん」と諦めながら使っている。
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いろいろな機材を試しているけれど、正直なところ「いいギターの音」のゴールが見えない。中域が重要!歪ませすぎない!みたいなセオリーはあるかもしれないけれど、それが全てじゃねえよなあ~と思う。
好きなギタリストはたくさんいて(ヴァイ、ヌーノ、フュージンスキー、アルビニ、マシュースティーブンス、ロバートフリップ、ティムクリステンセン、イマサなどなど)挙げればキリがないんだけど、みんな出音はまったく違うわけで。たまに Youtube の動画をみて、綺麗な音だなあ、分離がいい歪みだなあ、くらいは思うけれど、それを真似たとて自分の音になるはずもなく。
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とまあ、30年以上うーんうーんうーんと悩んでひとまず辿り着いた結論が「大切なのはプレイスタイル。音はただの要素のひとつ」ということ。「このフレーズでこのコードでこの音、絶対にヴァイだな」って感じで、一聴して誰がプレイしているかわかることが、かっこいい演奏家の条件だと思う。アルビニのギターの音なんて耳障りなだけで何やってるかわからないのにあんなにかっこいいのは、あのプレイスタイルだからこそ。
自分もいつか「あいつのギター、聴いたらすぐわかるよね」って言われるようになりたい。クセのあるギター弾きになれるよう、ワンカップを呑んで精進します(kumagusu の精進を聴きながら)。
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