犬ターネット

faraquet Japan Tour at FEVER (2025/09/16)

2025-09-17 live faraquet 9dw

faraquet の来日公演に行ってきた。nine days wonder との2マンライブ。場所は新代田FEVER。

nine days wonder

20250916 9dw at fever

最後に nine days wonder をライブで観たのは 2000 年前後に新宿アンチノックで kulara と対バンしていた頃だから四半世紀も前になる。記憶が曖昧だけど、、、

今回披露した曲のうち8割くらいは新曲(!)だった。2016年の再結成ライブ以降ずっとスタジオに入っていたようなのでこの新曲の量も頷ける。曲調はギターボーカルのサイトウ氏の個人プロジェクト 9dw の延長(シティポップ・フュージョン)+ダブ+ジャム要素もあり、アダルトな雰囲気でとてもよかった。何より皆さん演奏がうまい。特にドラムのカワサキ氏、mouse on the keys ほど叩きまくらずポイントを押さえたダイナミクスで曲を盛り上げていた。さすがリズム巧者。

後半に旧曲を披露。当時はそのポストハードコア的な要素が at the drive-in と比較されていた気がする。懐かしい。20年経ってもかっこいいし盛り上がりますね。

サイトウ氏が MC で「20 年前、medications(※faraquet 解散後に Devin と Chad が始めたバンド。これも解散済み)来日時にお手伝いしたことがあり、その縁が今日に繋がっている」的なことを話していた。バンドに限らずだけど縁や繋がりあってこその人生です。

いやしかし、令和に nine days wonder を観られるとは思わなかった、、、ありがとう、、、

faraquet

20250916 faraquet at fever

転換の際、ステージに Devin が出てきて自分でギターのセッティングを始めた。自分の中ではレジェンドギタリストなのでギターテクを使わず自分でセッティングしている様子は新鮮だった。あと、全体的に体が大きくなり老眼鏡もかけていて、時間は誰にも平等に訪れるのだなと思った。

セッティングが終わると Devin が「どうも、faraquet っていうバンドです」くらいの短い MC の後、いきなり演奏開始。youtube で何度も観たあの強固な演奏が、10倍以上の音量と熱量で目の前で繰り広げられている!マジで演奏うまい!かっこよすぎる!

Devin のギターの音は軽めのオーバードライブで分離がよく、逆に言えばミスすると即バレる音なんだけど、ほぼミスなしでテクニカルなリフとカッティングをぶちかましながら歌いあげていた。リズムもめちゃタイトだし(※彼はドラマーでもある)、強弱の使い分けもうまいし、まさにギターヒーローここに在り。たまにミスってニヤリ舌ペロする姿もお茶目。

ベースの Jeff が「Cut Self Not」のイントロを弾き始めた瞬間に大歓声。Cut Self Not は3分にも満たない曲なんだけどいろんな要素が絶妙に組み込まれていて faraquet といえばこれ!っていう代表曲。うおお生で観られて感動感動!うおう!

Devin と Chad (ドラム) がパートチェンジしたところで電車の都合でタイムアップ。かなり後ろ髪をひかれつつ会場を後にした。ツイッターを確認するとその後もしばらく演奏したっぽい。うーん悔しい、、、けれど満足度は 100% なのでよしとする。最後までいたら1000%になっていただろうな。

いやしかし、令和に faraquet を観られるとは思わなかった、、、ありがとう、、、ありがとう、、、マジで、、、


生の faraquet を観るのはもちろん初めて。彼らは 2001 年に解散しているし、存在を知ったのもここ7,8年くらい。その後めちゃくちゃハマってしまい、youtube に上がっている彼らのライブ演奏はたぶんほぼ全部観ていて、こうして生演奏を観られる機会が訪れるとは本当に思わなかった。主催者さんには感謝感謝大感謝地獄です、、、

彼らが来日するに至った経緯は主催者さんの以下 note を参照。やっぱり縁ですね。

faraquetが来日するということ|urgefilm01


 

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