週末に娘と二人で学童のスキー教室(1泊2日)に参加した日記。
スキー教室では保護者がインストラクター役になる。俺は初心者の1年生男子をマンツーマンで教える係になった。
1年生男子を教えるのはなかなかつらい。「斜面に対して板を平行にしエッヂを使ってカニ歩きをする」と話しても「……カニ……」しか理解できない。カニについて勝手に話を始めたりもする。
あと自分のやりたいことしかやらない。何度言ってもカニ歩きせずに無理やり斜面を登ろうとして滑ってフリダシに戻っていく。最後はグズる。あーめちゃくちゃイライラする。そのたびに俺は菩薩、俺は菩薩、と唱える。
埒が明かないから、無理やりリフトに乗っけて上まで連れていき「おじさんの後を滑ってついてこい」のスパルタスタイルに変更。当然、転びまくる。立てない。泣く。全身グチャグチャになりながら1時間くらいかかってなんとか麓に到着。さすがに辛そうなので今日はここで終了。
スパルタスタイル継続、いきなりリフトに乗せて上に移動。ここで変化が発生。足に力をいれると曲がって止まることを体で覚えたようだ。そしたらもうあっという間に(ボーゲンではあるけれど)滑れるようになってしまった。子どもの柔軟性というか吸収率はメチャクチャすごい。
その後は5回くらいリフトにつき合わされて、逆に俺が辛くなった。子どもはリミッターが外れると無限に動き続けるマシーンになる…。
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去年は参加するだけでよかったんだけど、今年は俺が幹事になってしまい、バスの手配、宿の手配、参加人数の把握、レンタル品の確認、集金、その他諸々の調整をやりながら当日を迎えた。正直めちゃくちゃめんどくさかった。ボランティアだし。でも、教えた子が滑れるようになったし、娘も別行動ではあったけれどとても楽しめた様子だった。対価は子どもたちの笑顔。それでいいと思う。でも疲れた。