「さかあがりができるようになったからパパにみせたい」と娘(6)が言うので近所の公園に一緒に行った。
できるつっても何回かに1回くらいの成功率だろう、できなそうだったら補助してやるかと思っていたんだけど、そんな親の心配をふっ飛ばし、しょっぱなからおどろくほどスムーズに成功させた。思わず「うおっ、すげー」と叫んでしまった。
逆上がりを終えた娘は本当に満足そうな顔をしていた。その後5回くらい連続で逆上がりをキメていた。
そんなんを見ていたら俺もフツフツと鉄棒欲が湧いてきた。俺は小学校の頃「鉄棒名人」として名を馳せていた。両手の指の付け根には未だに鉄棒ダコが残っているくらい鉄棒バカだったのだ。
娘に「ちょっとカバン持ってろ、パパもやる」っつってカバンを渡して一番大きな鉄棒を握った。
…ダメだこりゃ。腕相撲するときって、組んだ瞬間なんとなく勝ち負けがわかると思うんだけど、まさにその感じで「できるわけがない」と感じた。
それでもダメ元で地面をけり上げてみた。やっぱりできなかった… 父親の威厳ってなんだっけ…
はー… 毎日腕立てでもするか…