映画の「国宝」を観てきた。
ネットでの評価も高く、先に観にいった知人も「是非観てほしい」とおすすめしてきた。期待値はかなり高くなってしまったけれど大丈夫かな、、、と心配したけれど杞憂に終わった。
観終わった瞬間「もっと観ていたい」と思った。3時間は確かに長い。長いのだけどそれでも足りないくらい濃密な時間だった。
2人の歌舞伎役者の人生を描いた作品で、派手な起承転結があるわけではないから「地味」な部類に入ると思うのだけど、役者陣の緊張感のある演技がすさまじく、感動してずっと泣いていた。特に主役の吉沢亮、歌舞伎の女形の演技も含め鬼気迫るものがあった。「国宝」は彼の代表作になると思う。役者ってのは化け物だ。
今こうして吉沢亮の顔を思い浮かべたり、下にリンクした youtube の予告を観たり、エンドロールで流れる井口理の声を聴くだけで、映画の内容が頭をかすめていって泣いてしまいそうになる。知人は「観終わってからしばらく経つのに、(心臓あたりを指さして)まだこのへんに何かが残っている」と話していた。自分もそう。あと何度か観にいきたい。
2025-06-18 ≫
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